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在宅勤務時代の自分成長研修10日間プログラム

著者 佐野 タケヒロ

発行 アート印刷(株)

2021年5月 初版発行

「のびなやみ」成長教室 担当講師

(1)コロナ禍の勤務環境の変化で失われたもの

新型コロナウイルス感染拡大は、戦後以降、特に大きい非連続的で急激な変化をもたらしました。在宅勤務という働き方によって、以下の3つの刺激や学びが、極端に少ない状態になっていると思います。
  ①組織の「方針伝達」
  ②自分の「周囲観察」
  ③業務上の「他者交流」

(2)在宅勤務であなたの意欲が失われていく理由

ザイタクモチダウンの原因には、以下の3つがあります。
 原因①リアル体験喪失による無刺激
 原因②新たな仕事スイッチの不設置
 原因③【重要】自分らしさの押し出し不足

(3)私がこの小冊子を書いた理由

この小冊子を書いた理由は、「社員の真の成長とは何か」を考えてみたくなったからです。
その要因は、以下の3つです。
 要因①組織における社内研修そのものだけでは、社員の本当の成長につながっていない。
 要因②「研修+課題+フォロー研修」などの提供の仕方が社員の成長につながっていない。
 要因③これまでの人材開発が「社員の成長」のためではなく、「組織への貢献」のための施策である。
 ⇒上記3点ですべてに欠けているのが、「社員からの働きかけ」です。

「社員からの働きかけ」とは、学んで→実践して→自分なりに工夫→また実践することです。頭にインプットするだけでは、本物の成長に繋がっていません。

企業と自分が活きる「自分成長研修」を取り入れる時代です。両者が活きるポイントは、組織への貢献と自分への成長支援のバランスが重要です。

与えられた業務を全うに遂行することと、その業務を通じて「自分の成長のために、自ら働きかける『自分成長研修』」をやることが大切です。

(4)自分が「自分の名コーチ」になる時代です

在宅勤務時代に自分を伸ばすには、自分が「自分の名コーチ」になる必要があります。つまり、自分が、自分の力を上手く引き出してくれるコーチになることです。

コーチには、以下の4つの能力が必要です。
①質問力:問いかける能力
②受容力:感情や思考を受け止める能力
③説明力:思いを説明するように求める能力
④成長分析力:成長を分析し、自分の成長を認める能力

(5)3つの「自分成長シート」であなたらしさを引き出す

シート① 過去の成長分析をするシート
⇒自分が持っている「成長特徴」を把握し、自信をもつ。
成長は、変化の積み重ねです。成長要素は、認識・感情・思考・意識・言動・知見の6つの要素があります。
主観的な解釈で何が変わったか、変化を捉えます。
次に、自分が持っている「成長特徴」をつかみます。成長特徴とは、その人が持っている成長する際の特徴や傾向のことです。

シート② 現在の雑念を払拭するシート
⇒雑念を払拭し、目の前の仕事を進める。
雑念列強→雑念整理→雑念感想→雑念変換(雑念を行動へ変換)の手順で進めます。
 
シート③ 未来の知見創出を創出するシート
⇒行動要点を定義し、未知の経験に挑戦する。
自分の成長の源泉である「行動要点」を明確にして、集中力チャレンジ意欲を高めることです。

3つの自分成長シートに記載された内容は、あなたそのものです。あなたそのものを読み取ることができます。

自分成長シートを書くことによって、
 ①あなたが気づいていないあなたがより明確になります。
 ②あなたが気づいていないあなたとの出会いがあります。
 ③あなたが長年勘違いしてきたことを発見できます。

自分成長シートにご興味のある方は、下記のURLから
ダウンロードしてください(2021年7月31日までは無料です)。

 *自分成長シート ダウンロード資料ページ
   https://jiko-seicyou.com/book1-download

(6)感想

佐野氏は、成長を変化の積み重ねと定義しています。変化は行動変容ですので、長期的
に見れば、成長はキャリアの軌跡とも言えると思います。企業主導のキャリア研修は、一般的には、会社人生の節目や転機で実施されます。

この点と点を結ぶ間は、社員自らが主体的に自律的に漂流(ドリフト)します。その時に、佐野氏が提案する三つの自分成長シートを活用することをお薦めします。

このことが、企業主導のキャリア研修と自分成長研修が上手くかみ合って、組織らしく、社員らしく、お互いに成長し合う関係が構築できると思います。

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