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新しいキャリアの見つけ方

著者 有山 徹

発行 2022年1月31日 第1刷

(株)アスコム

プロティアン・キャリア協会代表理事

(1)あなたの未来を創る「プロティアン・キャリア戦略」

キャリアとは、より良く生きていくにはどうすればいいかを考えることです。これから歩んでいく生き方のプロセスそのものです。

過去を誇るのでも後悔するものではなく、未来を構想することが、本当の意味でのキャリア創りのスタートです。

プロティアン・キャリアでは、自分のキャリアのミッションは自分がやりたいこと、社会に対して取り組みたいこと、そのものになります。

自分の人生の経営者として自律したキャリアを目指すことが「キャリア・オーナーシップ」です。

プロティアン・キャリアのポイントは、以下の3つです。
❶未来志向  ❷変幻自在  ❸心理的成功

心理的成功とは、自分が幸福だと思う状態を明確にし、それを目指すプロセスのなかにも幸せを見出して、幸福感を感じながら生きることです。

(2)自分のタイプ・価値観を確かめる方法

ライフラインチャートで価値観を知ります。

プロティアン・キャリアでは、自分も他人も知っている自己を広げていくことを目指します。

(3)自分の武器・価値観を見える化する「キャリア資本」の考え方

マーケティング手法にのっとって、自分を一つの企業と見なして持っている資本(人、もの、金、情報、時間)を棚卸します。

プロティアン・キャリア資本は、以下の5つです。
❶ビジネス資本 ❷社会関係資本 ❸経済資本 ❹時間 ❺情報

(4)社会の現状分析 未来に対する洞察

自分の好きと社会が求めていることを適応させれば、それがキャリアになります(アダプタリティ)。➡プロティアン・キャリアで目指す「心理的成功」です。

社会への適応の第一歩は、市場価値=希少性×市場性×再現性を知ることです。

不確実性の時代には、未来への洞察(変化そのものの本質を捉えること)が必須です。

(5)キャリア戦略を練る

自分がやりたいこと&得意とすること(アイデンティティ)×社会が求めていること&お金になること➡心理的成功

心理的成功を実現するためには、「好きで、得意で、お金になり、需要がある」ことをします。

自分の価値基準に従って社会的意義のあることを行うことは、心理的成功においても大切な要素です。

プロティアン・キャリアの目的は「心理的成功」です。あくまでも自分自身の基準で幸福を追求することが心理的成功となり、そのための資本をどのように使い、蓄積していくのかの指針こそがキャリア戦略です。

(6)個人のキャリア自律は組織も強くする

キャリアも一人で作れるものではなく、まわりのとの関係性において育まれるものです。
➡プロティアンは“開かれたキャリア”を目指す

個人の想いと組織における役割をつなぐものが「キャリア」です。
自らのキャリアは、自らまわりに働きかけて創り出すものです。

(7)キャリア資本の蓄積と戦略のブラッシュアップ

プロティアンの価値観は「成長」です。自分が成長するために領域を深めるのか,拡げていくのか、戦略を踏まえてキャリア資本の蓄積手段を決定します。

越境学習のメリットは、現状のキャリアを継続しながら、新しい学びを得ることができることです。

プロティアン7つの習慣は、以下の7つです。
❶情報を収集する ❷両利き読書をする ❸自分と対峙する ❹新しい行動を起こす

❺カラダと脳の健康を維持する ❻良い関係性を築く ❼行動を振り返って次の行動に活かす

(8)感想

プロティアン・キャリアは、ボストン大学のダグラス・ホール教授が1976年に提唱された概念です。

半世紀前に発表された概念ですが、昨今、キャリア自律の考え方が主流となり、このプロティアン・キャリアの考え方も改めて見直されてきたのではないでしょうか。

私がプロティアン・キャリアの特徴で注目しているのは、「心理的成功」です。今までは、経済合理性や効率を追求し、目に見える報酬(お金、モノ、地位など)を獲得する競争をしてきましたが、これでは、より豊かに生きることには限界があります。

これからは、目に見えない報酬である「心理的成功」をどのように獲得していくか、キャリアの方向性も大転換の時期に来ていると思います。

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