気合を入れて急激に上げる「ハイモチベーション」では、すぐに息切れしてしまいます。

とにかく動いたら出てくる「アクションモチベーション」は、その動くまでのハードルが高くなります。

「ギャップモチベーション」なら、がんばらなくても、ムリしなくても勝手に動けてしまうのです。その“秘密”は「ギャップ」にあります。

＜超一流の「やる気の壁」を突破するコツ＞
１.　「3番目のやる気」（ギャップモチベーション）を味方にすると人生が変わる
２．やる気を急に出してはいけない(ハイモチベーション)
３．理想と現実のギャップを作り出せ！
４．未来を、感情と一緒にイメージすると、ギャップモチベーションが生まれる
５．体験の数が増えると、やる気の数も増える
６．失敗の数が増えるほど、成功する確率が高まる！
７．未来記憶を定着させるためには、五感と感情、反復がポイント
８．ギャップをより強く実感するために、人生の試着をしよう

９．困難には1人で立ち向かうな。未来の自分と一緒に戦え！
１０．今、見えている世界の外にチャンスがある
１１．自分の脳に、チャンスを探せといつも指示を出す
１２．目標の設定は、達成したイメージが湧く大きさまで小さくする
１３．目標を明確するとパワーが湧いてくる！
１４．結果ができたときは、「努力のおかげ」と喜ぶ
１５．理想とする行動ができたら、感情を込めて3回ほめる

１６．「脳」は省エネのため「いつも通り」が好き
１７．超一流は「いつも通り」の“自分設定”がうまい
１８．今の”自分設定“を書き出して脳に認識させる
１９．自分への設定は難易度1/2の甘めの設定にしよう！
２０．未来記憶の力で、新しい自分設定を反復して定着させよう！
２１．自分設定を変えると、信頼関係もさらに強くなる
２２．ルーティンは1つずつつくり定着させる
２３.　ルーティンが変われば、人生が変わる！

２４. 目標に「誰の役に立つのか？」もいれると、心が折れない
２５．どんな結果でも自分の成長した部分を探せ！
２６．結果を無視して、成長ポイントを見つける天才になろう！
２７．体調を整えないと、あなたの「脳」は味方になってくれない
２８.　何よりも心理的ストレスを除くことを最優先にする
２９．ご褒美よりも「適度なストレス」を自分にかける
３０．大切な人の顔を思い浮かべると「やる気」が続く

LEVEL１．体調を整える
LEVEL２．電柱柱の数を数える（見逃していることに気づく）
LEVEL３．「即」できた！のフィードバック3日間
LEVEL４．自分の仕事、職場への感謝のメッセージを探す
LEVEL５．最近連絡していない友だち3人に連絡をしてみる
LEVEL６．「初めてのお店に入る」を3回経験する
LEVEL７．妄想日記を1週間書く
LEVEL８．自分で自分の目標を決めて小さくする
LEVEL９．最初の一歩を踏み出す

神モチベーションという書名に惹かれてしまった。神技でモチベーションが起こすようなイメージを与えますが、言っていることは、至ってシンプルで実践的な内容です。ちょっと違った生活の知恵みたいなものです。

自分設定、人生の試着、未来記憶など、著者の巧みな言葉使いには、目から鱗が落ちました。

やる気の壁を突破するノウハウを30個ほど挙げています。心理学や脳科学で裏付けて説明しているので、ある程度、説得力もあります。

ギャップモチベーションは、内発的動機になるので、メタ認知で自分の声を聞くことや深く内省することが必要ですが、一度その域に達すれば腹落ちして強い意志力（ウィルパワー）になります。

ギャップモチベーションが、ハイモチベーションとアクションモチベーションと大きく違う点は、モチベーションの自動化と継続化で最終的には、やり抜く力（GRID）を生み出すことだと思います。この点では神技なのかもしれません。