高崎商科大学 松永教授の依頼を受けて、2021年7月6日に、経営学概論で特別講演をしました。
受講した学生は、今年入学したばかりの一年生で、120名の方に聴講してもらいました。
(1)講演内容(コンテンツ)
❶経営とは
マネジメント(経営)については、マネジメントの父と言われているドラッカーの定義を紹介しました。
ドラッカーの定義 経営とは「組織に成果をあげさせるための道具・機能・機関」である。
❷、❸、❹は、拙著のしゅうかつモデルに対応しながら説明をしました。
❷働く目的・意味
三人の石切職人の話、仕事の報酬、自分企画、働くことと生きることの統合
❸社会が求める人財とは何か
3C行動、3Q能力、3C行動から生み出される価値、学生と社会人の問題解決の違い
❹大学での学びの姿勢
水平的成長と垂直的成長、メタの視点、経験学習サイクルの実践、会社力と人間力、
人間力を磨く、内省と反省の違い、あり方の問いかけ
マネジメント(経営)については、マネジメントの父と言われているドラッカーの定義を紹介しました。
ドラッカーの定義 経営とは「組織に成果をあげさせるための道具・機能・機関」である。
❷、❸、❹は、拙著のしゅうかつモデルに対応しながら説明をしました。
❷働く目的・意味
三人の石切職人の話、仕事の報酬、自分企画、働くことと生きることの統合
❸社会が求める人財とは何か
3C行動、3Q能力、3C行動から生み出される価値、学生と社会人の問題解決の違い
❹大学での学びの姿勢
水平的成長と垂直的成長、メタの視点、経験学習サイクルの実践、会社力と人間力、
人間力を磨く、内省と反省の違い、あり方の問いかけ
(2)成人発達理論
今回の講演で拙著には触れていな部分では、成人発達理論を紹介しました。大学時代の学びで、どのような成長を目指すのかをイメージしてもらいました。
成長には、水平的な成長と垂直的な成長の二種類があります。このバランスが重要になります。大学までは、水平的な成長を目指して様々な知識を詰め込んできましたが、大学でもリベラルアーツを深めていくことが重要です。
しかし、これ偏重するのではなく、良質な経験をすることで、知識を知恵に転換し人間力を磨く垂直的な成長も目指します。
成長には、水平的な成長と垂直的な成長の二種類があります。このバランスが重要になります。大学までは、水平的な成長を目指して様々な知識を詰め込んできましたが、大学でもリベラルアーツを深めていくことが重要です。
しかし、これ偏重するのではなく、良質な経験をすることで、知識を知恵に転換し人間力を磨く垂直的な成長も目指します。
(3)学生さんの感想
120名の学生さんから感想文をいただきました。ありがとうございました。
代表して1名の学生の感想文を掲載します。
1. はじめに
本レポートでは、長田邦博先生の講義を受け、学んだこと、自身の学びに活かせることをまとめていきたい。
2. 働くとは
長田先生は、三人の石切職人の話をして下さり、この話の B さんの「日本一の石切職人になりたい」という点に当てはまっていると感じた。私も自身の夢を持っており、そこに向かって、働いていきたいという意思があると気付いた。
そして長田先生は働いていくにつれ、「能力」「価値観」「思い」も三つの軸足が変わるとも教えて下さり、私の「夢を追いかけたい」という気持ちがここでの「思い」であると考えられる。そしてこの先に、組織などの価値観を重視するようになり、やがて能力を発揮する場を求めるようになると思われる。
3. 社会が求める人財とは
長田先生は、社会の求める人財についても説明をして下さった。行動の要件の面では、問題を解決する力と創造、革新する力を会社や社会で発揮しながら伸ばすことで同時に自身を変革する力も伸ばしていき、そしてこれらを可能にするために「挑戦」「変革」「統制」の3C を軸に行動することが重要である。
それに加えて、能力要件の面の、「考える力」「感じる力」「意味づけ力」の3Q で人間力を発揮し、結果を出すことが
社会に求められる重要な人財であると私は理解しました。
4. 社会での自己成長に必要なもの
長田先生は、「垂直な成長」と「水平的な成長」の2つの成長の促進が「自己成長」に繋がると教えて下さり、これまでの学生生活で行ってきたものは、「水平的な成長」であり、これから高めていくべきなのは、「垂直的な成長」である。
この成長は正解がなく、気づきが必要であり目に見えづらいため困難であるが、結果として意識の拡大認識に繋げることが重要である。
今までの「水平的な成長」に「垂直的な成長」が加わることでの自己成長に繋がると学びました。
5. おわりに
長田先生の講義にて、学んだことは、これから私達が社会に出ていき、一つの壁になるのは、今までの学生生活では経験することのない答えのない問題を自身で見つけ、解くことであると学んだ。
そして社会の求める様々な能力の分析を自身でくりかえすことでこの難しい問題に取り組むことが重要であり、大学生活で目に見えやすい、知識やスキルの獲得を進めていき、人格的成長について意識しておくことが現在私たちのできることだと自覚することができました。
代表して1名の学生の感想文を掲載します。
1. はじめに
本レポートでは、長田邦博先生の講義を受け、学んだこと、自身の学びに活かせることをまとめていきたい。
2. 働くとは
長田先生は、三人の石切職人の話をして下さり、この話の B さんの「日本一の石切職人になりたい」という点に当てはまっていると感じた。私も自身の夢を持っており、そこに向かって、働いていきたいという意思があると気付いた。
そして長田先生は働いていくにつれ、「能力」「価値観」「思い」も三つの軸足が変わるとも教えて下さり、私の「夢を追いかけたい」という気持ちがここでの「思い」であると考えられる。そしてこの先に、組織などの価値観を重視するようになり、やがて能力を発揮する場を求めるようになると思われる。
3. 社会が求める人財とは
長田先生は、社会の求める人財についても説明をして下さった。行動の要件の面では、問題を解決する力と創造、革新する力を会社や社会で発揮しながら伸ばすことで同時に自身を変革する力も伸ばしていき、そしてこれらを可能にするために「挑戦」「変革」「統制」の3C を軸に行動することが重要である。
それに加えて、能力要件の面の、「考える力」「感じる力」「意味づけ力」の3Q で人間力を発揮し、結果を出すことが
社会に求められる重要な人財であると私は理解しました。
4. 社会での自己成長に必要なもの
長田先生は、「垂直な成長」と「水平的な成長」の2つの成長の促進が「自己成長」に繋がると教えて下さり、これまでの学生生活で行ってきたものは、「水平的な成長」であり、これから高めていくべきなのは、「垂直的な成長」である。
この成長は正解がなく、気づきが必要であり目に見えづらいため困難であるが、結果として意識の拡大認識に繋げることが重要である。
今までの「水平的な成長」に「垂直的な成長」が加わることでの自己成長に繋がると学びました。
5. おわりに
長田先生の講義にて、学んだことは、これから私達が社会に出ていき、一つの壁になるのは、今までの学生生活では経験することのない答えのない問題を自身で見つけ、解くことであると学んだ。
そして社会の求める様々な能力の分析を自身でくりかえすことでこの難しい問題に取り組むことが重要であり、大学生活で目に見えやすい、知識やスキルの獲得を進めていき、人格的成長について意識しておくことが現在私たちのできることだと自覚することができました。